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協力団体

プログラム内容

次世代のNGOを育てるコミュニティ・カレッジ 2023

 この研修は、研修生自らが主体となって参加し、お互い学び合いながら創り上げていきます。研修を通して、たくさんの人に出会い、気づき、学びを活かして、研修生自らがNGO活動を創造していけるよう企画されています。「Nたま」は、自らが考えて行動するための、いわばトレーニングの場です。
社会を変えるために動きはじめたいと思っている人、この機会に挑戦してみませんか?



Nたまパンフレット(PDF:2.5MB)

協力NGO・Nたま担当理事 あいさつ

竹内ゆみ子
竹内ゆみ子
認定NPO法人 まちづくりスポット 共同代表理事
(特活) 名古屋NGOセンター 理事
(特活)地域の未来・志援センター  理事

 このコミュニティ・カレッジは、スキルアップ講座やNGOに就職を斡旋するための講座とは違います。世界と「私」の関係を考える講座です。自分に何ができるのか、どう行動すればいいのか、それを半年間かけて自分自身で考え続けます。自分がこれまで経験し、吸収してきた知識や技術をどう世の中のために使うのか、様々な形で問われ続けます。
 カレッジが修了したからといってNGOでの就職を約束するものではありませんが、不思議なことに修了生の多くがNPO、NGO関係の仕事をしています。なぜでしょうか?彼らは、研修を受けていく中で自分を変えたのです。きっと新しい考え方を手に入れたのでしょう。自分と世界のつながりを実感し、自らの手で自分の答えを見つけたからに違いありません。自分の答えを見つけた人は、強い行動力を発揮するのです。
 名古屋NGOセンターは、そのように行動できる人々と手をつなぎ、よりよい社会を目指したいと思っています。

NGOのたまご「Nたま」

 本コミュニティ・カレッジは、本年度で20回目の開催です。NGOのたまご、通称「Nたま」と呼ばれ、現在まで274人が受講し、のべ151人がNGO・NPOスタッフ(有給・ボランティア含む)として羽ばたいています。
本年度は、Nたま20期生!

Nたまの研修プログラム

 Nたまはおもに必修4種 + オプション1種のプログラムで構成されています。
画像をクリックすると詳細が確認できます。

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スケジュール

7月 8月 9月 10月 11月 12月 2024年1月 2024年2月
オリエンテーション
基礎講座
7/29
入学式/目標づくり
8/6
名古屋NGOセンターとは?
2/3
半年間のNたま研修をふりかえって
2/10
修了式
理論編
NGO活動とは何か
8/6
第1回
NGOとは何か
10/14
第2回
飢餓を生み出すカラクリオンライン
11/12
第3回
主流秩序の囚われオンライン
1/13
お任せ社会を超えて
実践編
マネジメント能力を高める
8/27
第1回
企画づくりとは
10/1
第2回
自主企画のグループ分け
10/28
第3回
自主企画のブラシュアップ
12/3
第4回
実施する活動は賛同を得られるか?
フィールドワーク 8/26
第1回
外国にルーツを持つ人からみる日本社会の課題とは?
9/16~18
第2回
「参加型」コミュニティ開発
11/25
第3回
国際協力NGOの役割とは?
選択セミナー セミナーリストの中から、ご自身で選択し参加していただきます
インターンシップ(オプション) インターン先の調整インターンの実践(期間などは応相談)

※研修の会場は名古屋市内中心部を予定しています。
オンライン開催は、名古屋NGOセンター事務所でご参加いただくこともできます。

オリエンテーション

Nたま入学式&オリエンテーション講座

7月29日(土) 10:00~17:00

自己紹介をする研修生

10:00~12:00 入学式
研修生同士が顔を合わせます。研修のスケジュールや全体像について説明します。

13:00~17:00 オリエンテーション講座
進行役:鉃井てつい宣人のぶひとさん名古屋NGOセンター国際理解・開発教育委員(Nたま7期修了生)
「Nたま研修半年間の個人目標を立てよう」
半年間のNたま研修をより有意義なものにするために個人目標を立てます。

名古屋NGOセンターとは?

8月6日(日) 10:00~12:00

講師:坂井さかい敏子としこさん 名古屋NGOセンター職員

名古屋NGOセンターの活動を紹介します。

半年間のNたま研修をふりかえって

2024年2月3日(土) 10:00~17:00

座談会形式で自由に話し合う。

進行役:鉃井てつい宣人のぶひとさん 名古屋NGOセンター国際理解・開発教育委員(Nたま7期修了生)

Nたま研修を振り返って、終了後のビジョンを考えます。

修了式

2024年2月10日(土) 12:30~18:30

およそ半年間に渡るそれぞれの学びを共有します。
インターンや講座でお世話になった方々も参加します。

理論編:全4回シリーズで学ぶ!「NGO活動とは何か」

 NGOが取り組む様々な課題(貧困、人権、戦争、ジェンダー、環境など・・)はどこから生まれるのか。実は私たちの生活と深く関わっています。社会が生み出す構造的な課題の本質を知り、NGOとして活動するとはどういうことかについて、全4回シリーズの講座を通じて考えます。

1

NGOはなぜあるのか ~役割、歴史、「N」の意義~

8月6日(日) 13:30~17:30

講師:池住いけずみ義憲よしのりさん  

大学卒業後、東京YMCA勤務。この間の世界ベトナム難民救済・復興協力事業にワールドサービスワーカーとして、南ベトナム(当時)に勤務。その後、アジア保健研修財団(AHI)に17年間勤務。2016年まで立教大学大学院教授。現在は、長年にわたるNGO経験を活かして国内外でワークショップや講演を展開している。

2

飢餓を生み出すカラクリ ~自由貿易と南北格差~

10月14日(土) 13:00~17:00 オンライン開催

講師:神田かんだ浩史ひろしさん (特活)泉京・垂井 理事

アフリカなどでODAの農業開発事業に従事した後、NGOベースで東南アジアなどの地域調査に従事。それらの経験を基に永続可能な社会のあり様を『穏豊』と称し、岐阜県垂井町を基盤に揖斐川流域の循環型社会の再構築に取り組む。

3

主流秩序に依存しない生き方 〜自分への視点を見つめなおす〜

11月12日(日) 13:00~17:00 オンライン開催

講師:伊田いだ広行ひろゆきさん 

大学でジェンダー論等を担当するかたわら、各地でデートDV(ストーカー)防止教育、DV加害者教育プログラム(NOVO大阪)運営、自殺相談、労働相談、貧困相談、男性相談などを行っている。立命館大学、愛知淑徳大学非常勤講師

4

参加の回路をつむぐ ~おまかせ社会を超えて~

2024年1月13日(土) 13:00~17:00

講師:伊沢いざわ令子れいこさん NIED・国際理解教育センター 代表理事

大学卒業後、企業翻訳業をした後、1994年に国際理解教育と出会う。ERIC国際理解教育センターでの研修を経て、1998年に名古屋でNIED・国際理解教育センターを設立。自治体、国際関係団体、大学・学校、NGO/NPOなどの依頼により年間100回以上の参加型ワークショップを実施。

実践編:マネジメント能力を高める(全4回)

 NGO活動を創造していくプロセスを体験することで、NGOマネジメントの基礎を学びます。グループに分かれ、与えられたテーマについて、「自分たちが持ち寄ってできること」「地域社会に必要とされていること」を模索しながら、自主企画にチャレンジします。グループごとに自由に集まる機会を何度か設け、Nたま修了生の応援を得ながら進めます。

進行役、自主企画作りのサポーター

mushika

鉃井宣人さん
Nたま7期修了生

futakado16

二角智美さん
Nたま8期修了生

mushika

岩田崇さん
Nたま16期修了生

asano

浅野陽子さん
Nたま6期修了生

1

企画づくりとは? ~シミュレーションしてみよう~

8月27日(日) 10:00~17:00

講師:織田おだ元樹もときさん(特活) ボラみみより情報局 代表理事 

2

自主企画のグループ分け

10月1日(日) 10:00~17:00

取り組みたい課題を出し合いグループ分けをします。

3

想いをカタチに ~活動のブラッシュアップ~

10月28日(土) 10:00~17:00

講師:石井いしい伸弘のぶひろさん かえる農園代表、 (一社)三河の山里課題解決ファーム理事

4

実施する活動は賛同を得られるか?

12月3日(日) 10:00~17:00

講師:織田おだ元樹もときさん (特活) ボラみみより情報局 代表理事

フィールドワーク:現場の生の声に耳を傾ける(全3回)

1

海外にルーツをもつ人たちを 取り巻く日本社会

8月26日(土) 10:00~18:00

訪問先の「JUNTOS」の日本語学習支援

場所:豊田市、名古屋市

コーディネーター:神田すみれさん
多文化ソーシャルワーカー 
本研修5期修了生(2007年度)

愛知県に住む外国籍の方は、ここ20年間で倍になり、30万人弱が生活されています。生活する上でどのような困りごとがあるのか、当事者や支援者から話を聞きます。

2

「参加型」コミュニティ開発を三河 田原で学ぶ

9月16日(土)~18日(月・祝)2泊3日

住民からのヒアリング

場所:愛知県田原市 ※現地集合・現地解散
協力団体:あかばね塾、高松コミュニティ協議会、認定NPO法人 まちづくりスポット

どのような社会をダレとどのように創るのか。「開発」という課題は、海外だけではなく、わたしたちの課題でもあり「地域の課題は世界の課題」と言えます。田原市でのまちづくりを通じて参加型コミュニティ開発を学びます。

3

国際協力NGOの役割とは?誰もが変化を起こすことができる「人づくり」

11月25日(土) 10:00~17:30

アジアの貧困問題の分析

場所:愛知県日進市
協力団体:公益財団法人アジア保健研修所(AHI)

誰もが尊重され、健康に暮らせる社会を目指して、自由闊達に学びあう場を提供する国際協力NGOを訪問します。途上国の具体的な事例をもとに貧困の連鎖をひも解き、課題を分析することで、問題を構造的に理解し、人びとと私たちの関係についてワークショップで考えます。また、AHIを事例にして国際協力NGOの役割についても学びます。

選択セミナー

南北問題、環境、多文化共生などのNGOが主催するセミナーから自分が関心のあるセミナー を選択・受講し、課題の背景や様々な活動について学びます。

※セミナーの参加費は、1講座1,000円まで補助します。 残金は自己負担となります。
※2022年度は60講座でした。過去の講座リストは「こちら」(PDF:500KB)よりご覧下さい。

今までのセミナー例

・国際協力カレッジ2022~国際協力を学び、行動するきっかけをつかもう!~[土曜13:00~17:00]
・ワークショップ「みんなで考える世界と食の未来」[火曜19時~21時半]

ワークショップ「みんなで考える世界と食と未来」

オプション:NGOやフェアトレードショップでのインターンシップ

  • 研修生1人につきインターン先は1団体です。申込書類を参考にし、通勤距離などの条件、他の研修生とのバランスを考慮の上、研修生と相談しながらインターン先を決めていきます。
  • 期間は7月下旬~2024年2月末(7ヵ月間)の中で224時間程度を目安とします。時間や日数などは、研修生と受入団体がお互いに相談の上で決定します。
<参考>
週4日の場合:1日あたり7時間/2ヵ月間/計32日間/計224時間
週2日の場合:1日あたり7時間/4ヵ月間/計32日間/計224時間 または、
1日あたり4時間/7ヵ月間/計56日間/計224時間
  • 受入可能な曜日に○をつけてあります。ただし×がついている曜日に、各団体が主催するイベントやセミナーなどがあり、参加を依頼する場合がありますのでご了承ください。
インターン先1

認定NPO法人 アイキャン

場所:名古屋市中区栄(伏見駅、大須観音駅より徒歩15分)
WEB:http://www.ican.or.jp/

人々の「ために」ではなく、人々と「ともに」を合言葉に、子どもたちが平和な社会で暮らせるよう、現在は主にフィリピン路上の子どもたちとともに活動をしています。国際理解教育の一環として、日本国内での講演、フェアトレード商品の販売、スタディツアーの実施等も行っています。

<週2日以上>
団体より

フェアトレード事業、街頭募金活動、ボランティア対応、イベント企画などを担当していただきます。

インターン先2

(公財)アジア保健研修所(AHI)

場所:愛知県日進市(黒笹駅より徒歩15分)
WEB:http://ahi-japan.sakura.ne.jp/xcl/

1980年設立。日本を含むアジアの地域で、「誰もが尊重され健康に暮らせる社会」をめざして行動する人を育むために、学び合う場づくりを行う。地域保健や開発に携わるNGOスタッフ等を対象にしたリーダーシップ研修のほか、学びの実践のサポート、情報配信や報告会など、さらに学び合う機会を提供する。

<週1日以上>
団体より

国際研修の運営サポートや、AHIサポーターとの関係づくりのための活動の企画・実施サポート等に関わっていただきます。

インターン先3

(特活)泉京・垂井(せんと・たるい)

場所:岐阜県不破郡垂井町(垂井駅より徒歩20分)
WEB:http://sento-tarui.blogspot.jp/

幸福度の高いまち・垂井”を目指して、垂井町や揖斐川流域での地域づくりに取り組んでいる。住民主体のまちづくりを推進する人材の育成、政策提言や協働事業、フェアトレードと地産地消品を扱うショップの運営、フェアトレードタウンを推進する活動などを行っている。

<週1日以上>
団体より

フェアトレード・地産地消、アドボカシーを学ぶ「あどぼの学校」、SDGs非営利コンサルティングなど、関心のある事業の実施補助を担っていただきます。

インターン先4

(特活)チェルノブイリ救援・中部

場所:名古屋市中区(鶴舞駅 名大病院口より徒歩4分)
WEB:http://chernobyl-chubu-jp.org/

“チェルノブイリ原発事故被災者支援活動を1990年から開始。被災者への医療保健支援、心の支援としてのクリスマスカードキャンペーン等を展開している。一方、福島第一原発事故の被災地・南相馬への支援活動を展開。放射能測定センターを開設。食品測定、汚染マップ作りを行い、菜の花を使った農業再興に取組んでいる。

<週1日以上>
団体より

放射能被災地である「福島」の子ども達と、放射能被害と戦禍に見舞われているウクライナの子ども達へ向けた「クリスマスカードキャンペーン」を担当して頂きます。

インターン先5

(公財)名古屋YWCA

場所:名古屋市中区(栄駅より徒歩2分)
WEB:http://www.nagoya-ywca.or.jp/home.html

女性が中心となって活動、運営しているNGO。女性、平和、子ども、福祉に関する活動を実施。社会の問題に関心をもち、若い女性のリーダーシップを育成する活動にも力を入れている。外国にルーツを持つ子どもたちの日本語学習支援は、この地区では草分け的存在。いろいろな背景を持つ人が安心して集う場所を目指している。

<週2日以上>
団体より

多様な活動を行っているため、さまざまな人との出会いがあると思います。会員活動を行うボランティア事業部の中で、運営に関わっていただき、「平和」「女性」に関するプログラムを企画・実施・振り返りまでを行っていただく予定です。

インターン先6

顔のみえる店~FAIR TRADE 風”s

場所:名古屋市北区(黒川駅より徒歩7分)
WEB:https://www.instagram.com/huzu.fairtrade/

中部地方初のフェアトレード専門店から派生した「手仕事+フェアトレード」の店。誰もが大切にされる社会を目指し、国内外で大切につくられた商品(お菓子、コーヒー、刺繍品など)から持続可能な仕事づくりを発信している。店に集まる人、モノの多種多様な関わりから、世界のこと身の回りのことに目を向け学び合う場となっている。

<週1日以上>
団体より

店舗運営(販売・接客など)をお願いします。お客様はじめ、店での多様な出会いから楽しく学び、共に企画発信ができたら嬉しいです!

インターン先7

ハンガーゼロ((一財)日本国際飢餓対策機構)

場所:名古屋市中区(栄駅より徒歩2分)
WEB:http://www.jifh.org/

貧困・飢餓問題の根本的な解決を目指してアフリカ、アジア、中南米で活動。1981年設立。2つの国際的ネットワークに加盟し、約20ヶ国の海外パートナーと連携して、地域住民による持続可能な開発を後押し。「わたしから始める、世界が変わる」を合言葉に、国内での啓発活動にも力を入れている。

<週1日以上>
団体より

イベントの企画・運営、海外の子どもたちの「クリスマスカード翻訳」の一連の業務など、国際協力を学びながら楽しく活動できます。

インターン先8

認定NPO法人 ホープ・インターナショナル開発機構

場所:名古屋市中区(伏見駅より徒歩7分)
WEB:http://hope.or.jp/

安全な水の確保は貧困からの脱却に想像以上の力を発揮する。「水からはじまる自立支援」をキャッチコピーに、ホープは水供給、教育支援、コミュニティ開発等、現地の文化・伝統と共存できる技術や手法を提供し、主にアジアやアフリカで自立につながる支援活動を行っている。

<週1日以上、オンライン可>
団体より

事業の継続には国内での活動が重要です。主に広報や翻訳に携わっていただきます。海外事業や団体運営を学べるお仕事です。

インターン先9

(特活)名古屋NGOセンター

場所:名古屋市中区(栄駅より徒歩2分)
WEB:http://www.nangoc.org/

貧困・紛争・環境破壊などの地球規模の課題を解決するために、市民が主体となり取り組む活動を支援している。加盟NGO(40団体)とともに市民への情報発信、政府への政策提言、NGOの人材育成などを行っている。様々な人々が頻繁に集う場所である。

<週2日以上>
団体より

NGOを対象にした研修、これから国際協力に関わりたい人たち向けのイベントなどを担当していただきます。